簡単にわかる！フランスワイン

こんにちは、ワインソムリエのさくらです！

「フランスワインについて詳しく知りたい」

「フランスの有名なワインって何があるの？」

このような疑問にお答えします。

フランスは、ワインを語る上では絶対に外せないワイン産地です。
フランスワインを知ることで、ワインの魅力をたくさん見つけることができます。
ぜひ最後まで見ていってください！

フランスワインについて

まずはフランスの簡単なプロフィールについて紹介します。

プロフィール

フランスはヨーロッパ州に位置する世界有数のワイン大国として知られ、シャンパーニュをはじめ、ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌなど、有名なワイン産地が多く存在します。

ワイン造りの歴史も長く、ワインの生産量も世界トップクラスを誇ります。

フランスのワイン法

フランスでは、1935年にA.O.C.（原産地統制呼称）が制定されました。これはフランスワインの品質と生産地を保護するための法律で、特定の地域で生産されたワインが、その地域の伝統や特性を反映していることを保証しています。

フランスの代表的なワイン産地

フランスには多くのワイン産地が存在します。代表的なところを順番に見ていきましょう。

シャンパーニュ地方

シャンパーニュ地方は、(＊)瓶内二次発酵で造るスパークリングワインが有名なワイン産地。多くの方から愛されるシャンパーニュは世界中のワイン愛好家から人気を得ています。

シャンパーニュはブドウ栽培からワイン造りまで丁寧に行われ、出荷までに数年の熟成期間を必要とします。そのためシャンパーニュの値段は高価なものが多いです。

(＊)瓶内二次発酵…スパークリングワインを造るための、シャンパーニュ地方の伝統的な製法。

シャンパーニュについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ボルドー地方

フランスの南西部に位置するボルドー地方は、赤ワインが特に有名なワイン産地で、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルロなどのブドウをブレンドしてワインを造ります。デイリーワインから高級ワインまで幅広く生産されていて、(＊)メドックの格付けシャトーは世界的にも人気のワインです。

また生産量は赤ワインが最も多いですが、辛口白ワインやソーテルヌ地区の甘口ワインも有名です。

(＊)メドックの格付けシャトー…1855年のパリ万博博覧会の際にナポレオン3世の要請により制定された、ボルドー地域のワインの品質を示す指標。主にメドック地区のワインを対象としている。

ボルドーについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ブルゴーニュ地方

ブルゴーニュはボルドーと並ぶフランスの二大銘醸地で、赤ワインはピノ・ノワール、白ワインはシャルドネから造られます。ボルドーワインと違い、単一のブドウ品種でワインを造ることも特徴です。

ブルゴーニュのA.O.C.は4つの階層構造になっていて、地域名、村名、プルミエ・クリュ、グラン・クリュの順にランクが上がっていきます。

ブルゴーニュについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

ローヌ地方

ローヌ地方はブルゴーニュより南に位置するワイン産地で、ブドウ畑はローヌ川流域に広がっています。南北250kmに伸びており、北ローヌと南ローヌの大きく2つに分かれます。

ワインのタイプも違い、北ローヌはシラー主体の赤ワインが中心となり、南ローヌはグルナッシュやシラー、ムールヴェードルなどの品種をブレンドした赤ワインが多いです。

ローヌについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

まとめ

今回はフランスワインについて解説しました。

ワインは造られる産地やブドウ品種の違いにより、味わいが大きく異なります。

それぞれのワイン産地の個性を知り、ぜひお気に入りのワインを見つけて下さい！