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10分で解説!ブルゴーニュの基礎知識

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こんにちは!ワインソムリエのさくらです。

今回のテーマは、フランスの代表的な産地「ブルゴーニュ」です。

「ブルゴーニュって名前は聞いたことあるけど、実際どんな産地かよくわからない」

このようにお悩みの方へ、ブルゴーニュの基本的な知識やワイン産地について、わかりやすく解説します!

今回の記事でわかること
  • ブルゴーニュの基本知識
  • ブルゴーニュの格付け
  • ブルゴーニュの各地区の特徴

ブルゴーニュは世界的に有名で、多くのワインファンを虜にしています。
産地の特徴や味わいを知り、ブルゴーニュワインの魅力を深掘りしていきましょう!

ブルゴーニュワインとは?

フランスの地図

ブルゴーニュは、ボルドーと並ぶフランスの二大銘醸地として有名です。シャンパーニュを南に下ったエリアに位置しており、シャブリ地区からボジョレー地区まで、南北280キロに細長く続く一帯にブドウ畑が広がっています。

その中でも(*)コート・ドール「黄金の丘」と呼ばれ、ブルゴーニュの数々の銘酒を生み出しています。

白ワインはシャルドネ、赤ワインはピノ・ノワールが主に使用され、単一のブドウ品種からワインが造られることがブルゴーニュの特徴です。

(*)コート・ドール…コート・ド・ニュイ地区とコート・ド・ボーヌ地区

ブルゴーニュのブドウ

ブルゴーニュにはシャルドネピノ・ノワールのほかに、アリゴテガメイというブドウ品種があります。それぞれ特徴と合わせて紹介します。

シャルドネ

ブルゴーニュを代表する白ブドウ品種です。シャブリ地区コート・ド・ボーヌ地区マコネ地区で主に栽培され、それぞれの産地で個性的な味わいの白ワインが造られています。

ピノ・ノワール

ピノ・ノワールは繊細な口当たりと華やかな香りが魅力の黒ブドウ品種です。ヴォーヌ・ロマネ村などを擁するコート・ド・ニュイ地区で最も重要なブドウ品種とされています。

アリゴテ

シャルドネと比べると栽培は少ないですが、近年注目度が高まっている白ブドウ品種で、柑橘類やリンゴのようなフレッシュな果実味と高い酸味が特徴です。

ガメイ

ボージョレ地区で主に栽培される黒ブドウ品種で、ボージョレ・ヌーヴォーなどが有名。酸とタンニンが少なく、フルーティーな味わいのワインが造られます。

ブルゴーニュの格付け

ブルゴーニュのA.O.C.はブドウが造られる「畑」によって4つに分類されます。

最もいい畑はグラン・クリュ(特級畑)で、その次にプルミエ・クリュ(1級畑)村名ワイン地方名ワインと階級が分かれています。

ブルゴーニュのA.O.C.

またグラン・クリュのラベルには「畑名」のみが書かれていて、どこの村で造られたかは記載されていません。例えばラベルに「Chambertin Grand Cru」と書かれていたら、これはジュヴレ・シャンベルタン村で造られた赤ワインだと覚えておく必要があるのです。

ブルゴーニュワインのラベル

ブルゴーニュのワイン産地

ブルゴーニュの地図

ブルゴーニュのワイン産地は大きく6つのエリアに分かれています。北から順番に、各エリアの特徴を見ていきましょう。

シャブリ地区

シャブリ地区はブルゴーニュの最北部に位置する冷涼な産地です。キンメリジャン土壌と呼ばれる牡蠣の化石が多く含まれているところでブドウが育つため、ミネラル豊富でキリッとした酸の辛口白ワインが出来上がります。

さくら
さくら

スッキリとした味わいのシャブリは、夏の定番白ワインですね。

コート・ド・ニュイ地区

コート・ド・ニュイ地区は、ピノ・ノワールから造られる赤ワインの銘醸地で、多くのグラン・クリュが存在します。特に有名な赤ワインは、ジュヴレ・シャンベルタンシャンボール・ミュジニィヴォーヌ・ロマネで造られています。

さくら
さくら

あの有名な「ロマネ・コンティ」も、ヴォーヌ・ロマネで生み出されています。

コート・ド・ボーヌ地区

続いてコート・ド・ボーヌ地区です。コート・ド・ニュイ地区がほとんど赤ワインの産地なのに対して、コート・ド・ボーヌ地区は白ワインも多く造られています。ムルソーピュリニィ・モンラッシェシャサーニュ・モンラッシェの3つの村は特に有名で、押さえておきたいブルゴーニュ白ワインの産地です。

さくら
さくら

コート・ド・ボーヌ地区の白ワインは、繊細な酸味や、白桃と洋ナシのような風味が特徴で、樽由来のニュアンスも感じられます。

コート・シャロネーズ地区

コート・ド・ボーヌ地区の南に続くエリアがコート・シャロネーズ地区で、コート・ドールに比べるとリーズナブルなワインが生産されています。またA.C.ブーズロンの、アリゴテ100%で造られる白ワインが有名です。

マコネ地区

コート・シャロネーズ地区の南に広がるのがマコネ地区です。栽培面積が広く、シャルドネが大半を占めています。気軽に飲めるワインが多く、マコン・ヴィラージュヴィレ・クレッセプイイ・フュイッセなどの白ワインが人気です。

ボージョレ地区

最後にボージョレ地区の紹介です。日本では11月の第3木曜日に解禁されるボージョレ・ヌーヴォーが有名で、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

ボージョレ地区はブルゴーニュの最南端に位置しており、生産されるほとんどがガメイから造られる赤ワインです。

またボージョレ・ヌーヴォーのいわゆる新酒のイメージが強いと思いますが、きちんと熟成したタイプの赤ワインも存在します。

まとめ

今回はブルゴーニュワインについて解説しました。

ブルゴーニュは非常に奥が深く、ブルゴーニュの魅力にハマる方は結構多いんです。
皆さまもぜひお気に入りのワインを見つけて、ブルゴーニュワインを楽しんでください。

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